見えているのに見えていないコト

初めまして。シシシです。色眼鏡を捨てよ。変化の多い新時代を生き抜くため、悪しき習慣は断ち、良き習慣を取り入れる。本当に価値のあることを実践するブログ。

【座禅合宿: 朝のお勤め編】


境内にひょろりと伸びたナンテンの実

 

前回までのあらすじ。

埼玉県にある正覚寺にて座禅合宿を行った。1泊2日の日程で、1日目に座禅を終えて食事をとった後の話。

 

これが詳しいスケジュール。外国人向けに、英語も用意されている。

 

もったいない精神

食事を終えて、小休止したら風呂の時間。一人きりで大きな湯船に浸かる。残り湯は湯たんぽにつかったり、翌日の掃除で雑巾を絞る際に使うようだ。電気も水も無駄にしないのも修行で学ぶ基本的な事の1つ。お寺の至る所にもったいないと書かれた標語ステッカーが貼ってある。

 

朝のお勤め

正覚寺では夜は早く休み、朝の時間を有効に使うことが奨励されている。部屋では私語禁止。1人なので関係ないが…この日は9時きっかりに就寝して明日に備える。

 

5:30起床。まぁ、いつもの通りお茶の子さいさいである。6:00までに洗面、布団などの作務を終えたら文字通り、朝飯前に座禅。昨日と同様にご住職と2人で座禅を組む。

 

あたりはまだ仄暗いが、時間が経つにつれ明るくなってゆく。爽やかな朝日と鳥の声。夜と朝、異なる雰囲気の中、自然と一体になる。

足の痺れは相変わらず痛かったが、昨日と異なり、40分で終わるとわかっていたので気が楽だった。読経後、ご住職のお話を聞く。

 

この後、宿泊した部屋と廊下、風呂掃除。ほうきと雑巾を使って感謝の気持ちで伏せ業。

 

一人で宿泊したので全部を一人でやるとなかなかの運動量である。お腹が空いたところで朝食へ。

 


こちらは朝食。いものお粥、なすの味噌和え、ごま塩、凍り豆腐と野菜のあんかけ、漬物。

 

これにて全プログラム修了。

あっという間の2日間。二食付きで7000円。3日前から予約を受け付けている。近くにさわのらびの湯という温泉もあるので週末、ぶらりと自身と向き合ってみてはいかがだろう。

 


9:00から希望者にはオプションで写経体験ができる。筆ペンでなぞるだけだからラクチン!と思いきや、結局1時間くらいかかった。

 

引き寄せられた偶然

最後に1つ、びっくりした話を。

 

ご住職の話を聞いていると、曹洞宗は海外にもたくさんお寺があり、そのうち結構な数がハワイを占めるという。

 

さらに聞けば、ご住職には3人の息子さんがいる。そのうちの1人は現在ハワイ、オアフ島のSoto Mission Of Hawaii (両大本山ハワイ別院正法寺)で住職を務めていると言う。

 

沢山の寺院が連なる。建物の作りも海外風。

 

え?ハワイ?オアフ島?住職のご子息?

 

実は我々、この4日後に家族旅行でハワイオアフ島に行く予定だったのである。

 

何という偶然。ご住職夫妻も驚いていた。


しかも、翌月にはカウアイ島の別の寺院へ異動してしまうと言うではないか。

 

…渡りに船。当然、お参りに行くでしょ。

 

曹洞宗の禅マスター、道元禅師に感謝して正覚寺を後にした。

 

まて次号!