【Appleからのスパムにツッコミを入れてみた】
皆さん、超オハヨー!
石橋を叩いて渡るけど時に石橋を叩きすぎて割ってしまうシシシだよ(^ω^;)
世の中、人を騙そうとする輩は次から次へと新しい方法を使って我々を欺いてくるもので、古くは出会い系メール詐欺、アダルトサイトの架空請求詐欺などなど…
この辺りはもう認知されていて、冒頭の画像のように各自治体のポスターなどの注意喚起で引っかかる人も減ってきたんじゃないかと思う。
しかしここ最近、天下のApple様の名を借りて騙そうとしてくるフィッシング詐欺野郎がいる。
正直本物そっくりすぎて騙されてる人も一定数いると思っているが、まだ届いてない人、届いたばかりで対応に困っている人の為に注意喚起。
たとえ本物そっくりでも、詐欺を見破るいくつかのポイントがあるので注意していただきたい。
本物そっくり
まずは以下の実際に送られてきたメールをご覧ください。
送信先はAppleと表示されている。なにやら勝手にシシシのApple IDがロックされたとのこと。
Appleのロゴ画像も付いていて一見するとAppleの公式メールのように見える(・_・;) やべー、始まった。
日本語も、下手な海外からの詐欺メールにありがちなチンプンカンプンな文というわけでもなく、完璧な日本語だ。
しかしこの「検証ボタン」なるものを押して表示された画面でIDを入れたが最後、あなたの個人情報は抜き取られておしまいだ( ;∀;)
通常AppleIDにはクレジットカード情報も紐付いている為、知らない間にこっそりとお金が抜き取られているかも知れない。
詐欺メールも、もはやここまで精巧になってきている。Apple製品を買ったばかりリテラシーの低い人たちはすっかりAppleから送られてきたメールだと思って素直に要求に応じてしまうかも知れない。
でも、いくつか見分けるヒントがある。
見分けるポイント
まずは文言に注目してみよう。
まずこの、「永久にロックされる」という言葉遣いに強烈な違和感を覚えられるかどうか。
もはや脅迫文である。いや、実際に脅迫文なのだからしょうがない(´Д` )
Appleが消費者にここまで威圧的な表現を使うだろうか?使いません。
もうひとつ、結びの言葉に違和感を感じることができるかどうか。
各位、って。
敬具、って…
サポート。もなんだか変だ。
この原因はおそらく、日本語話者じゃないものが、英文を日本語に変換した時に起こるミス。
英文では、冒頭に
Dear Customers,
のように受信者名を記載し、名前ののあとにピリオドを打つ。
また結びの文は
Best Regards,
のようにここもピリオドを打つ。
んで、文末には自分の名前を
Apple support.
としてコンマを打つ。
単純にこれを翻翻すると
,=、
.=。
となる。
きっと日本でもそうだろうと思って句読点を打ってる可能性が高い。
送信先は本当にApple?
1番手っ取り早くて確実なのがこの方法。
送信先をクリックしてみよう。
あーはい。
AppleはAppleでもアップルの方だったようですʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ
Googleの捨てアドレスを使ってなんか上手いことやっているようですね。
まとめ
身に覚えのないメールが届いたらパニックにならずまずは本物かどうかを疑う。見えているのに見えていないコトに気付こう。
しかし、実際ここまで巧妙になってくるとリテラシーの高い人でもいずれ騙されることも多くなってくるんじゃないだろうか。サイトで見分けるポイントを公開したらそれを修正してくるんじゃないだろうか。うーん。いたちごっこ。