見えているのに見えていないコト

初めまして。シシシです。色眼鏡を捨てよ。変化の多い新時代を生き抜くため、悪しき習慣は断ち、良き習慣を取り入れる。本当に価値のあることを実践するブログ。

【親知らずを抜いた話2】

先日の親知らずを抜いた話の続き

 

darksideofthemoon.hatenadiary.jp

 

 

0日目
レントゲンを撮ってこの日は終わり。翌日に抜歯することに。以前レントゲンで見たとおり、今も元気に横向きで生えていらっしゃる。


歯肉からほんの少しだけ顔を出しているがこのままでは抜くことができないため、ほぼ頬に近い歯肉を切開し、親知らずを分割して取り出すと説明される。抜歯難度的にも最高レベルだ。

1日目
手術当日。なんとか気を紛らわせるためにAmazonで購入したマッサージボールを握りしめて挑む。手へ刺激を与えることで気を紛らわせることがでいるのでおすすめ。

 


表面麻酔後に二本ほどの麻酔を打たれる。めちゃくちゃ痛い。夏にカキ氷を食べてキーンとする感覚を数倍にしたものが頬から顎にかけて走る。しばらくすると顎、唇の感覚が奪われ、下の右半分もしびれて来ているのがわかる。

本番開始。麻酔後は直接的に痛みを感じるシーンはほぼなかったもののガリガリと削る音、バキバキと歯が引っこ抜かれている音が聞こえてきて生きた心地がしない。抜歯後の縫合作業では糸が唇にあたり、今まさに縫い目が結ばれているのがわかってしまう。


3つに分割された親知らず
後日先生に聞いたらうっすらとむし歯になりかかっていたという。。くわばらくわばら。今回息の根を止めておけて本当に良かった。

傷心のまま帰路へ

全くおさまる気配のない出血を唾液とともに吐き出す。四年ぶりに降り積もった東京の雪に、吐血と思われても仕方ない量が散る。

帰宅後、朦朧とする意識の中、雑務をこなそうとするが、痛みのあまり心が折れる。痛みに耐えきれず4時間おきに痛み止めを飲む。食事を食べようとしても噛むことが出来ず、おかゆをミキサーにかけてドロドロにしたものを飲み干す。もはや病人である。

夜中の2時にあまりの痛さに目覚める。その後朝まで眠れず。

 

↓処方される痛め止めだとすぐになくなるので家にあった痛め止めも全部使ってしまった。



2日目
顔がおたふく風邪のように晴れている。痛みは鈍痛のようになり、相変わらず咀嚼できない。食事の楽しみが奪われ、やる気がみるみる奪われて行く。やはり、Willpower をは心身ともに健康でないとダメだと痛感する。

3日目
相変わらず痛みで深夜2時ごろ目がさめる。
安静を命じられているため、早朝にジムに行くこともままならず、充実感が得られない。
頬の腫れは重力で下に垂れ下がっている。
午後、ようやく痛みが落ち着いて来たが頰が腫れて奥歯で噛んでしまうためまだ固形物は食べられない。ドロドロに煮たカレー、ウィダーで食いつなぐ。

↓手術に挑む前に絶対用意しておいたほうが良い。数日ですぐになくなる。



4日目
早朝4時に痛みで目が覚め、痛み止めを飲むも、頰の腫れが治まって来たようでこのままいけば固形物が噛めそうな勢い。なんとかジムに行くことができるようになり、軽いウォーキングを行う。


写真は固形物が食べられなかったのでよく飲んでいたミールリプレイスメント

↓ダウンタイム中に不足しがちな食物繊維が取れるのでお通じがズルズル出てくれる。



5日目
またしても早朝早朝4時に痛みで目が覚め、痛み止めを飲む。朝食にクラッカーを噛めるほどに腫れが回復。が、まだまだ歯に染みる。
大好きな蒙古タンメンを食べたら卒倒するだろう。

6日目
明日は抜糸だと言うのにいまだに痛い。かろうじて前歯や犬歯を使ってモノは噛めるようになったものの、奥歯で擦り潰そうとすると痛みが走り、なんとも中途半端な状態で食べ物を飲み干さなければならず、苦痛。

7日目
抜糸の日
朝からみかんなどを食べると傷口にしみる。
昨日と変わらず奥歯は使えず。この辺から好きなものが食べられない事にイライラし始める。
歯科にて治療。糸が傷口に食い込んでいてまた麻酔注射を打つ。想像してた通りの真っ黒な糸が取り出される。化膿止めをもらって終了。また来週検診のために通院予約して帰宅。帰りにラーメンを食べた。噛むたびに痛かったが回復していることを実感。ようやく快方に向かう兆しが見えた。

 

8日目

痛みで目が醒めることもなく、もう気にならないくらいまでモノが咀嚼できるようになった!

 

 9日目

もともと親知らずがあった場所に食べ物が挟まってしまう。痛いし、すごく気持ちが悪い。

 

10日目

穴が空いているのが舌の感覚でわかり、気持ち悪い。まだしっかり噛めない違和感が残る。この後1週間ほどは違和感が続いた。一応記録を終了とする。

 

ダウンタイムが長い!長すぎる!
長期休暇中だから良かったものの、普通に仕事してたら無理だったと思う。痛みで仕事にならない。

 

せめてもの救いは、今回抜いてもらった先生が良かったことだ。キッチリ事前説明も行ってくれ、手術中の対応もキチンとしてくれた。
前回の時の先生は少しふざけたところがあって手術中のつまらないギャグに閉口したものである。(口は実際開けてるけど。)
少しでも違和感を感じるような医師であれば早々にサヨナラし、ピンとくる人を選ぶようにした方が良いと思った。

いつか、もう一本の親知らずを抜く予定だが、気が重い今日この頃である。

 

まとめ

今回の抜歯では、痛みによってWillpower が吸い取られ、普段できていることが出来なくなるというスランプに陥った。また、固形物が食べられないという苦痛を文字通り味わったことで如何にいつもの食事が美味しいか、普通のことが恵まれていることか、健康に感謝すべきかを再確認させてくれた体験だった。

 

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