見えているのに見えていないコト

初めまして。シシシです。色眼鏡を捨てよ。変化の多い新時代を生き抜くため、悪しき習慣は断ち、良き習慣を取り入れる。本当に価値のあることを実践するブログ。

【満足の最大化と最適化の話】

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原宿モンスターカフェのレインボーパスタ。見た目は凄いが、結構美味しい。

 

毎日毎日、なんらかの決断をしている。どの服を着るのか、何を食べるのか、買うのか。個人的には選択に失敗した!と一番後悔するのは外食である。

 

期待して入ったのに

初めて行った場所など、グーグルマップや、食べログなどを駆使して、その場でできだけ納得できそうな店を探す。ようやく店に入ったものの、思ったより美味しくなくてガッカリして店を出る…

身に覚えはないだろうか。あれだけ苦労して決めたのに、予想に反して期待を裏切られた時の悔しさは耐え難いものとなる。というより、体感的に初めて行く場所で納得できるクオリティを提供してくれる店なんて3割も無い。

 

10秒チャージ

そんな時のために、あらかじめ行くと決めた店がない時、または数分以内に納得する食事処が見つからなかった場合はミールリプレイスメントを飲む事にした。

カバンに忍ばせてあるミールリプレイスメント。水と混ぜるだけで一食分の栄養がとれる。


見た目はあまり美味しそうではないが…

 

これをルールとして取り入れたのは、以下の本を読んだことがきっかけだった。

 

Amazon 予想通りに不合理

https://www.amazon.co.jp/予想どおりに不合理-行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」-ハヤカワ・ノンフィクション文庫-ダン-アリエリー/product-reviews/4150503915

 

この本の中の、最大の満足を得ようとしたグループよりも最適な選択をしたグループの方が満足度が高くなったという研究結果をヒントにした。

 

最適化と満足化

簡単に説明すると、

最適化とは:選択肢の中から最適なものを選ぶというもの。その町で一番美味いと評判のラーメン屋を探し、遠かったとしても足を運び、並んででも食べる。その時の最高と思える選択肢を苦労してでも選ぶ、という選択。

 

満足化とは: 最適という保証はなくても、満足できるレベルに達している選択肢があれば、それを選ぶというもの。何か自分が納得できるレベルのもので妥協するということ。

 

何か意思決定を行うとき、トータルなコストを考える必要がある。

 

最適化での選択は時間と費用がかかるので意思決定の負荷が高い。しかも、苦労して最適化を狙ったとしても、先の例でいうと本当に美味いラーメンが出るかどうか予測は出来ない。

 

一方、満足化を採用する意思決定の方が遥かに容易い。質は低くなるものの、ガッカリするショックは限りなく低い。

 

意思決定とは思考そのものなので、エネルギーを消費し疲労を感じる行動だ。

 

ある状況において、意思決定に最適化か満足化を選択するかどうかを決めておくだけで日々の生活がより、楽になる。

  

値段によってどちらを採用するかも変わる

りんごが特売されていた場合、別のサイトではもっと安く売っているかもしれないが、これまでの購入価格と比較して十分お得と判断すれば購入の決定をする。思考にかかるコスト派限りなくゼロに近い。

 

一方で、頻繁に発生しない案件、金額の大きい案件の場合は話後変わってくる。例えば、スーツを探していたとして、1軒目のお店で2万円のスーツが、隣町で1万円で売っていたとしたら、恐らくほとんどの人が隣町まで足を運ぶのでは無いだろうか。

 

だが、ランチの費用なんて所詮500-1000円程度だ。思考にかかる心理的コスト、行動にかかる時間的コストに見合うとは思えない。グズグズ悩んでないでさっさと決定し、他のことに決断のパワーを残しておきたい。

 

まとめ

決断にかかるコストは値段と得られる結果によって変える。あらかじめ決断を早める自分ルールを定めておく事で、思考にかかるエネルギーを節約できる。