【大麻由来のCBDの熱狂的ブームの裏側:完全版】
皆さん、超オハヨー!(^^)日本語で情報が無ければ英語でアクセスせよ!がモットーのシシシです。今日は日本で情報が少ないCBDについてです。CBDは大麻由来!と聞くとかなりセンセーショナルに聞こえますが、実際はどのようなものなのでしょうか。正しい知識をつけたいものです。
さて、アメリカでは今、CBDが第ブーム。その爆発的ブームの裏側について、VoxというYouTubeチャンネルを翻訳してみたよ(^◇^)
VoxのThe goodsシリーズはなぜ人々が買うのか、を説明しているコンテンツです。早速見ていきましょう!
CBD先進国アメリカ
ドリンクに3ドルでCBDオイルをプラスしたりできるほど身近な存在になってきています。
他にも、チョコレート、入浴剤、フェイスマスク、グミ、コーヒー、ローション、はたまた犬の餌などなどいろんなものに配合されて提供されています。
巨大産業に成長しつつあるCBD
CBDは以下の3大産業においてその存在感が増してきています。
アメリカでのCBD製品市場は2022年までに20億円近くまで達すると予測されています。
CBDは現在、ほとんど規制されていない上に、人々はCBDの効用ついて誤解をしているという現状です。
CBDとは一体何なのか
CBDは正式名称をCannaBiDiol(カンナビジオール)といい、ヘンプの110を超える化学成分の1つです。
同じくヘンプから得られる成分、TetraHydroCannabinol、通称THCとは全く別物です。こちらは酩酊作用を引き起こし、取締り対象です。
CBD自体にはそのような酩酊作用はありません。
沢山のCBDプロダクト
摂取方法としてはベイパーやクリームなどがありますが、好まれているのは可食オイルです。CBDは水溶性である為です。
このような性質から、沢山のプロダクトに見られるようになり、爆発的な人気に一役買っています。
しかしながら、一気に人気に火がついたと同時に、沢山の誤解を招いてしまっています。
CBDの医学的データはまだ少ない
一般的な誤解の一つに、CBD商品は炎症、ニキビ、癌に効くと思われているが、実際は証明されていません。
「CBDのセラピー効果に関するデータはまだそんなに多く持っていません」
コロンビア大学教授 Ziba Copper
CBDは抗酸化作用と抗炎症作用を持つ物質を有しており、精神病、不安障害、運動障害、多発性硬化症、てんかん、震えに効くということが分かっています。
最近、FDA(米国の麻薬取締局)はEPIDIOLEXというCBDベースのてんかん治療薬を認めましたが、薬として利用する為の充分なデータは無いという現状です。
正しい使用方法とは?
現在、CBDがどのように脳に作用するのか、どの位の量を飲めば良いのか、1番効果の高い摂取方法については分かっていません。
ですからしばしばCBDを服用する人は自身の健康を危険に晒したり、認証を受けた薬に頼ったり、他の薬との飲み合わせを確認しなければいけなくなります。
そして市場に出回っているCBD商品は多くの場合、規制を受けていません。したがって消費者は一体どれを購入して良いのか見当がつきません。
CBD商品は正しい情報を記載していない
商品の中には、CBDを含んでいない場合もありますし(ラベルに記載されているのにかかわらず)、もっと重要なのは、THCを含んでしまっている商品もあるということです。
2016年4月、FDAは8つのCBDオイル生産者に対し、警告を発行しました。それらの会社はCBDを全く、または殆ど含んでいない、または違法のTHCが規定を超えた量を含んでいました。
CBDを含んでいない。
THCを含んでいる。
2017年の研究では、オンラインで購入された、84のCBD関連商品のうち、74%が間違った表示をしていることがわかりました。
たとえ正確に表示されている商品でも、服用量がかなり低く記載されている傾向にありました。
飲み物にオイルを数的垂らした場合、5-10ミリグラムのCBDを摂取することになります。
しかし、調査でストレス緩和に有効と認められた量を摂取するためにはその30倍もの量を摂取しなければいけません。
確かにCBDは医療効果が期待できますが、CBD入りコーヒーとして提供される場合の服用量は無視できる量と言えるでしょう。
CBDは米国で完全に合法という訳ではない
この微量な服用量であろうとも、実は完全に合法という訳ではありません。
街でCBD入りのコーヒーを買ったとします。合法かどうかは州レベルではどこの州によりますが、連邦政府単位では未だ違法と考えられます。
DEAは連邦政府単位ではCBDは違法という見解を保っています。しかしながら、誰かが所持または使用していたとしてもわざわざ捕まえに行くということまではしていません。なぜならDEAはどこかの州でお店やネットでCBD商品を購入する人を起訴することはしないからです。
ヘルスケア組織の態度も変わってきています。
2017年12月、WHOはCBDは健康に害を与えないことを認めました。
2018月1月、WADAは自身が定める違法性のある物質リストの中からCBDを削除しました。
2018年のFarm BillではCBDと産業用ヘンプを合法であると認めました。
CBDは偽りのものではありません。とてもたくさんの可能性を秘めた物質です。
しかしながら、現在の商品郡に見られる、その質と量は信頼できるものというより、詐欺まがいであるというほかありません。
今後どうなるかということについては、研究次第というしかありませんが、昨今のCBDの人気ぶりは、データの欠落があるからといって消費者の購入を妨げるものではないということです。
あなたがなんでも言える状態のうちは…
なんでも売ることができるということです。
終わりに
今回はCBDがアメリカで大ブームになった理由を扱ったビデオでした。市場に出回っている商品はよく吟味する必要がありそうですね。特に効用については否定的な内容でしたし。効果を感じるための服用量ですが、日本で現在手に入るリキッドなどはたった100mgの含有量で1万円近くしますからね。。ちょっと暴利に感じてしまいます。
今後も最新情報をお届けしたいと思います。