【最初の1分間で自分を騙す】
前日に酒を飲んで床に就き、翌日にこんな経験はないだろうか。
目覚まし時計が鳴り、寝ぼけ眼でスイッチを切る。そして自身にこう語り掛ける。あと5分だけ寝よう。その分、起きたらこれをしてこれをして…時間を短縮しよう。
結局、布団の中であれこれ考えているうちにあっという間に二度寝…気がつけば起床時間から2時間も経っている。サッと起きていれば、その2時間を有意義に使うことができたのに。
脳は勝手に言い訳する
もう一つ。
例えば、自宅から徒歩で10分の距離にあるジムに行ったとする。到着ギリギリのところで、着替えを忘れていたとする。当然、家に戻らないちゃいけないとする。
その時、大体は落胆して、こう思うだろう。「また家に戻るのか…めんどくさい…疲れるだけだし、時間の無駄になるから今日はもうやめよう。」
そんな時、ちょっと一呼吸おいて欲しい。その「めんどくさい」と言う感情は脳が勝手に作り出しただけであり、実はたった10分のことをやり直すだけで良い。それ以上それ以下でもない。
このような目の前のタスクを回避する、サボるためにさまざまな言い訳を編み出すことをクリエイティブ•アヴォイダンスという。…出典 苫米地英人著 超脳時間で人生を10倍にする。
めんどくさいと言う気持ちのあしらい方について
脳がめんどくさいと言うのを感じたら、それは本当にめんどくさいことなのか、1分間だけ冷静に考えるようにしている。
時間とコストに見合ってめんどくさいと思っているのか、ただ言い訳をしてる過ぎないのか、それを明確に観察するようにする。
すると、大概の事は実はめんどくさいことでは無いことに気がつくはずだ。それよりも、やらないという選択をする事で失う事の方がめんどくさいと思えてくる。
クリエイティブ•アヴォイダンスはやらされ感のあるタスクに生じやすい。避けるためには、それからのタスクは自分のために行なっていると思い出し、モチベーションを高めよう。
やりたいことがあれば、予定表に書き込み、その日が来たらアレコレ考えずに実行する。
これを意識するだけで劇的に生産性は上がる。
まとめ
めんどくさいと思っても、1分間、考えてみよう。一瞬の心の折れは、決断するには早すぎる。